�Y.”野ぶどう”それは健康の宝石箱
普通、体に良いですよと言われる果実・野菜等の植物は、１〜２の栄養成分に恵まれたものが多いのですが、野ぶどうのように広範で豊富な栄養成分に恵まれた植物の存在は希有の存在と言わざるを得ません。植物性の栄養成分は人体への取り込まれ方が穏やかで、じわじわと作用していくところに特徴があると思います。

　現在、私共が把握している野ぶどうに含まれるポリフェノール量は、タンニン系のものだけで約4000�rと、ずば抜けたものです。全ての植物に、光合成によりもたらされるポリフェノールが、多少に拘わらず存在するそうです。さらに近年4〜5000種類とも言われるポリフェノールが、それぞれの植物（実・茎・葉・根など）が持つ色と苦味により、分類出来ると言うことが分かりました。

それまで、「野の宝石箱」と名付けられ写真などで鑑賞されていた多彩な色の存在が、本当は未だ把握されていないポリフェノールの存在を示すものと考えられます。野ぶどう果実の示す色は実に１３色にも及ぶことから、最低でも１３種類のポリフェノールの存在を推定出来ます。仮に１３種類のポリフェノールが全て測定出来れば、野ぶどう果実の持つポリフェノール総量は10000�r（＝10�c）を下らないものと考えられます。

まさに野ぶどうの別称「野の宝石箱」が、実は「健康の宝石箱」だったと言えるのではないでしょうか？